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2011年8月8日月曜日

念願叶ったり!!絶版書「鍼灸による即効療法 -運動力学療法-」を入手!!

ここ最近またしても暑くなってきましたね。

皆様おからだの具合はいかがでしょうか?

あかとき庵の近所は昨日から「六道まいり」、「陶器市」が始まり、たくさんの人で賑わっております。

向かいの六波羅密寺からは終日鐘の音が響き渡り、それをBGMにして臨床に励んでおります(笑)

今晩は、営業時間が終わってから少しばかり京の夏の風物詩を味わってこようと思っております。


さて、私が臨床で行っている療法は操体法といいまして、仙台の医師である橋本敬三先生(1897-1993)が昭和の初期に東洋医学や様々な民間療法を研究して創案されました。

橋本先生は操体の本をたくさん出されており、その著書の殆どは現在でも入手可能なものが多いのですが、処女作は絶版になっており入手困難となっております。

そんな幻の様なこの本は、好きなミュージシャンの廃番になったレコードやCD、或いは好きな作家の絶版書籍の如く、私にとってはとても魅力的なもので、一時期古書マーケットを小まめにチェックして探しておりました。

しかしながら、なかなか市場には出て来ず、心が折れて半年が過ぎた先日のことでした。

久しぶりに何とはなしに日本の古本屋で本をチェックしてみたらば、何と市場にあがっているではありませんか!!


私は驚きで一瞬手が固まり、ブラインドタッチはままならず。

呼吸を落ち着かせて購入手続きをいたしました。

そして先週の日曜日、ついに私の手元にその本はやってきました。

本のタイトルは「鍼灸による即効療法 - 運動力学療法 -」。



この本が出版された頃はまだ「操体法」という名前がなく、「運動力学療法」と表記されております。

本の主な内容は、症状疾患ごとの救急処置に効果的な鍼灸のツボの場所と、効果的な運動力学療法がモノクロ写真と解説で綴られております。

この運動力学療法というのはまさに操体法の黎明期の動診(からだを動かして診断する)と操法が書かれており、バンドで例えるならよく1stアルバムにある、そこでしか出せない初期のエネルギーの様なものをこの本からビシビシ感じ、シビレました。


そして現在の操体法、こちらは時代と共に刻々と変わっていく症状疾患に対応できるよう、皮膚からアプローチをする等、日々進化し続けております。

しかしこの本を読み終え、新たなアイディアがフッと頭に浮かんだりと、学び得る事はとても多し。

こういう事を温故知新というのですな。


そんなわけでこれ以上書くと文章が沸点に達してしまいそうなので今回はこの辺で。

マニアックな記事になってしまいましたが、どうかご勘弁下さいませ。

皆様、今日も一日お疲れ様でした。

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